英語の動詞の考え方。コアイメージでつかもう。

私はLAに留学経験があり、そこそこ話せるほうであると自負しています。

そこで私が感じた事は「日本人は必要以上に難しい表現を多用しがちだな」ということです。

ネイティブの人達が普段用いている単語ってものすごくシンプルなんですよね。

英語って似たような意味の単語多くない?

『英語はよく似た意味の動詞が多くて、使い分けが難しい』と考えている人って多いんじゃないでしょうか。例えば…「考える」って英語だとthink/consider/supposeとか、いっぱいあるじゃないですか。どれ使えばいいんだ、っていう。

実はこれって「日本語に訳した時に同じ訳語になってしまう」というカラクリがあるだけなんですよね。実際はネイティブの方が受けるニュアンスやイメージってその単語ごとに異なっているんです。

英単語はイメージで覚えよう

私がオススメするのは、「コアイメージ」をベースにして基本的な単語を使いこなそうということです。私たちってリンゴを見てすぐにappleとイメージできるじゃないですか。動詞になると途端に文字として捉えてしまう方多いです。動詞もイメージで覚えていきましょう。

Come=来るではない

例えば、comeを「来る」と覚えている人は最悪です。完全に間違っています。次の例文をご覧ください。

I’ll come to your house tomorrow.(明日、君の家に行くね)

comeを「来る」と覚えている人はこんな簡単な英文にもちょっと引っ掛かりを覚えたかもしれないし、「意訳」なんて言葉で誤魔化してワンクッションおかないと訳せない方も多いかもしれませんね。

さぁ、comeのコアイメージを覚えてしまいましょう。

comeのイメージは「ある場所へ向かっていく」という動作なんです!

ここで重要なのは、「ある場所へ向かっていく」というのを言葉で覚えるのではなく、矢印的なイメージで覚える事です。そうすることで、一見難しそうな英文も簡単に訳せてしまいます。まず簡単な例文からいきましょう。

Spring has come.(春になった)

春という季節がこちらに向かってきたというイメージができますよね?

次の英文はどうでしょう?

This manga comes in three volumes.(この漫画は全3巻だ)

ちょっと難しかったかもしれませんね。volumeは「本の巻数」を表しています。

3巻でこっちに向かっている→全3巻で提供されているという意味です。

どちらにせよ、「来る」という意味ではずっと辿り着かない訳ですよね。

このように、動詞をイメージで捕えることは英語学習にとても役立ちます。

動詞ごとに記事を書いていきたいと思いますので、ぜひ読んでみてくださいね。

復習~訳してみよう~

①I’ll come to your house tomorrow.

②Spring has come.

③This manga comes in three volumes.