日本を代表するアーティストの一人である、米津玄師さん。今となっては多くの方に知られていることですが、彼は「高機能自閉症」を抱えています。
米津さんの「高機能自閉症」とは
高機能自閉症とは、
[aside type=”boader”]- 言語能力に偏りがある
- 対人関係が困難
- 他人の考えや気持ちを理解できない
- 興味や関心が極端[/aside]
などの特徴がある障害です。
米津玄師さん自身も「横になってものを考えてばかりいたら、起き上がることすら億劫になった」と語るなど、決して明るい過去ではなかったことがわかります。
そして、高機能自閉症であると自覚できたのは、なんと米津さんが20歳の頃だといいます。ちょうどハチというボカロPとして活躍していた最後の年ぐらいでしょうか。それまで悩み続けてきたことを考えると、大分苦労してきたんでしょうね。
自閉症も人生を彩るパーツの1つ
しかし、言い方は難しいですが、自閉症こそがアーティスト米津玄師を作り上げた一因と言えるかもしれません。
米津さんが描きあげた繊細なイラストや音作りに凝った素晴らしい楽曲の数々は、自閉症をもった自分の個性と向き合ったからこそ、生まれたものだと思うのです。
長い目で見れば、自閉症だからこそ体験する人生があるはずです。自閉症に近い症状を持っている人たちも、悲観しすぎる必要はないと思います。
人に流されない生き方がある
昨今は「空気が読めない」・「コミュ障」・「陰キャ」など、様々な言葉で人を揶揄して傷つける風潮があります。(私はこれらの言葉をあまり口にしたくありません)
しかし、米津さんのように対人関係が上手くできずとも自分の置かれた立場から素晴らしいものを作り上げる人がいます。
米津さんの生き方は、人に流されず自分をしっかり持つことの大切さを教えてくれています。